シリコンバレー流失敗法 デザイン思考とは?

こんにちは!

最近インドカレーにはまっているハマノです。

どこかおいしいインド料理屋さんを知っていれば教えてください!

 

今回はまじめに(意識高い系と言われることを恐れながら)

シリコンバレーでいろんな人と話している中で気付いた、「シリコンバレー流失敗」

について書いていきたいと思います!

失敗はするべき?

シリコンバレーを語る上で、よく話に挙がるのがこの「シリコンバレーエコシステム」。

一見、失敗して落ちてしまってもまた頂点に上がることができる、というようなことを書いているようにも見えます。

 

これを踏まえて、多くの人は「失敗するべき!!!」と言いますが、

本当に失敗した人はみな救われるのでしょうか?

 

これは、ある公園での1コマ。

 

何の写真かわかるでしょうか?

 

左側にずらっと並んでいるのは、この公園で夜を過ごしているホームレスの方々。

右側では食べ物や飲み物を配っています。

 

僕はこの活動に参加させてもらったのですが、ざっと数えても100人くらいの方が並んでいました。

しかも公園内のあちこちで同じような活動を行っている人がいて、そのそれぞれに同じくらいの人数のホームレスが並んでいました。

 

シリコンバレーの中心地域の一つ、サンタクララ郡では約25,951人(2018年)のホームレスがいると推定されています。同じくらいの人口を持つ名古屋市は約167人(2018年)と言われているので、その数の多さが分かると思います。

 

この公園で過ごしている人たちは、いわゆる「普通」の人たちで、ほんの数カ月前まで会社で働いていた人たちばかりです。

 

「シリコンバレーで一発当てたるぞ!」、と日本からも若者がベイエリアに行っているようですが、何もできないまま、お金も住むところもなくなってしまい、途方に暮れるというのは決して珍しいことではないそうです。

 

そうなのです、失敗すれば実際には救われないのです。

 

 

でもそんな絶望的な結末でこの記事を終えたくはありません。

 

小さく失敗する

Design Thinkingという考え方をご存知でしょうか。

日本語ではデザイン思考と呼ばれます。

 

シリコンバレー発のイノベーション創出の手法で、AppleやSAPで実践されている他、スタンフォード大学にはデザイン思考を学ぶd.schoolというのもあります。

デザイン思考のプロセスは、以下のように分かれています。

「共感」→「問題定義」→「アイデア創出」→「プロトタイプ製作」→「テスト」

 

ここでは詳しい説明は省きますが、このデザイン思考で重要なのは、問題を定義する前に実際に顧客視点でモノやサービスを考え、アイデアはどんどんプロトタイプを作ってテストしていくということです。

 

シリコンバレーの失敗術というのは、まさにこのプロトタイプ製作にあります。

 

つまり、大きなプロジェクトで失敗するのではなくて、プロトタイプを作って実際に通用するかどうかを試すのです。

 

ホームレスになってしまうほど大きな失敗はせずに、小さな失敗で済ますためのメソッドともいえます。

 

「Fail Fast」(素早く失敗しろ)という言葉がまさにそれを表していて、シリコンバレーで成功している方々はみな、Fail Fastを実行しています。

 

「失敗しろ」を鵜呑みにして、大きなリスクを取ってしまうのではなく、できるだけ小さなリスクで戦略的に生きるべきだと僕は思います。

 

シリコンバレーで出会った、Splunkという会社で働いている酒井潤さんという方は、

 

スプーン一杯のリスクを取るべき

 

と言っていました。

リスクを取らないというのももちろん問題ですが、取りすぎるというのも問題。

 

したがって、私は、戦略的に生きてスプーン一杯のリスクを取ることをお勧めします!

 

今回はとってもまじめな話になりましたが、ここで失礼します!

 

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